1. 埼玉古墳群

 埼玉古墳群は、埼玉県名発祥の地とされる行田市埼玉に所在する古墳群です。9基の大型古墳が狭い範囲に集中している、全国でも屈指の古墳群として広く知られています。

 前方後円墳の主軸方位が概ね北を向いており、造り出しがすべて西側に付くなどの共通性を持った古墳が、5世紀末から7世紀にかけて、約一世紀半の間、概ね連続して築造されたと考えられています。

 埼玉県が主体となって始めた「さきたま風土記の丘」の整備は、昭和42年(1967年)に開始して以来、今も続いております。大切な遺産である埼玉古墳群を、未来の子供たちへ残すために、当館では、継続した調査・研究を行っています。

(1980年頃稲荷山墳頂再整備後撮影)

(2023年12月撮影)

戻る