4. 瓦塚古墳

 埼玉古墳群で4番目に築かれた瓦塚古墳は、全長73mの前方後円墳です。その後に築かれた奥の山古墳・中の山古墳と同規模であり、古墳の向きも良く似ています。

 墳丘を囲む2重堀の間の堤からは、琴を奏でる男性・捧げ物をする女性・武人・盾を持つ男性・馬子などの人物埴輪、家形埴輪・盾形埴輪などの器財埴輪、馬形・水鳥形・犬形などの動物埴輪が発見されました。

 埴輪樹立の目的には、葬列・王位継承•生前顕彰などのさまざまな説があります。埴輪の年代は6世紀前半だと考えられます。埋葬施設については判っていません。

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