5. 将軍山古墳

 埼玉古墳群で6番目に築かれた将軍山古墳は、全長90mの前方後円墳です。

 明治27年(1894年)に地元の人々による発掘によって、埋葬施設である横穴式石室から多くの副葬品が発見されました。横穴式石室には千葉県富津市付近の海岸で取れる「房州石」も用いられていました。

 副葬品としては、刀・鉾・矢などの武器、甲・冑などの武具、馬冑・蛇行状鉄器などの馬具、耳環・勾玉などの装身具、鏡、銅鋺などが納められており、その年代は6世紀後半だと考えられます。朝鮮半島との関わりが深い資料が多いのが特徴です。

 

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