③丸墓山古墳


 丸墓山古墳は直径105mの円墳で、円墳のなかでは日本で最大級の大きさを誇ります。墳丘の高さは埼玉古墳群の中で最も高く、墳丘の土の量も最も多いと言われています。出土した埴輪などから、6世紀前半に造られた古墳と推定されます。

 埋葬施設などの詳細は不明ですが、発掘調査により円筒埴輪や、人物をかたどった埴輪などが出土しています。

人物埴輪

 古墳から南側にのびる道は、1590年に石田三成が、現在の行田市内にあった忍城(おしじょう)を水攻めにした時に築いた堤防の跡で、「石田堤(いしだづつみ)」と呼ばれています。水攻めの時には、古墳の頂上に陣が張られたという説があり、現在でも古墳の頂上から忍城を眺めることができます。

桜の石田堤

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