④二子山古墳

 二子山古墳は約132mの前方後円墳で、埼玉県で最も大きな古墳です。古墳の造られた時期は6世紀前半と考えられています。

 非常に大きな墳丘が、二つの山に見えることから「二子山」という名前で呼ばれています。古墳の周りを巡る二重の堀の間の中堤(ちゅうてい)に、造出し(つくりだし)と呼ばれる広い張り出しがあることが特徴のひとつです。埼玉古墳群では、二子山古墳・稲荷山古墳・鉄砲山古墳・将軍山古墳で中堤の造出しが確認されています。この空間には埴輪や土器が並べられていたと考えられています。

 平成29年度から本格的な発掘調査が始まり、埴輪や土器が出土しています。これからの調査の進展が期待されます。

発掘風景

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