⑤愛宕山古墳

 愛宕山古墳は全長約55mの、埼玉古墳群の中で最も小さな前方後円墳です。最小ではありますが、古墳群の他の前方後円墳と同様に、周囲には長方形の堀が2重に巡っていることが、発掘調査で明らかとなりました。古墳の造られた時期は、出土品から6世紀半ばと推定されています。

 墳丘は未調査なので、埋葬されたようすや副葬品などについては、わかっていません。堀の部分からは、円筒埴輪の他に人や刀、盾などをかたどった埴輪が出土しました。

円筒埴輪

人物埴輪

 愛宕山古墳の東側には埼玉古墳群最大の二子山古墳があります。その大きさの違いをぜひ体感してみてください。

 

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